自閉スペクトラム症(ASD)の生きづらさから

ライフ
Image by LUM3N from Pixabay

こんにちは、ぽぽみです。

私はASD(自閉スペクトラム症)と診断されています。まだはっきりと自覚はありません。

自閉症スペクトラム症とは

スペクトラムとは「連続的な」という意味を持ち合わせており、自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー症候群の特性が含まれている認識です。

私は、書類手続きの際に、診断が下りていることを知りました。

 言葉や、言葉以外の方法、例えば、表情、視線、身振りなどから相手の考えていることを読み取ったり、自分の考えを伝えたりすることが不得手である、特定のことに強い興味や関心を持っていたり、こだわり行動があるといったことによって特徴付けられます。自閉スペクトラム症は、人生早期から認められる脳の働き方の違いによって起こるもので、親の子育てが原因となるわけではありません。

NCNP病院 国立精神・神経医療研究センター

う〜ん、そうかもしれません。

保育園の先生が親へ伝えていたらしいのですが、幼少期から異様に静かで周りを気にしていた子だったようです。

簡単にひとまとめには言えませんが、そうする事で人の対処を学習していた可能性はあります。

対人関係の中でも良好なケースやトラブルを経て、一層”普通はこうする”を学んでいったため、

ASDであることを告白しても、「そうは全く見えない」とよく言われます。

外面仮面が強固すぎてのちに疲れすぎてボロボロになるのですが・・・。

ASD起因で生きづらさ全力投球な人生ではあったような気はします。

今でも指摘されるのは、人の目を見て話さないことです。

いつの間にか目線を外して好きなことを熱弁していることが多いです。

幼少期に強い特性は見られなかったようですが、この子変わってるなと思われながら育ってきました。

ASDと診断されて

診断されたことによって、大きな安心感がありました。ショック<安心 です。

え?もしかして、今までの周りと合わせられないあの場面や、自分でもうまく説明できないあの行動は・・・?なんて、冷や汗かきましたが、今知れて調べられてるのでラッキーです。

良かったことは、いい意味で変に自分を隠さないようになりました。

カミングアウトはわざわざしませんが、他の人と同じようにできないと強烈な不安感から解放されて、

な〜んだ、いいじゃんこういう自分でもと思えるようになりました。

多分30代で周りの人も色々解放されているというのもあるかもしれません。

診断がつく前は、世間のこうでなければならない線を一歩でも踏み出すと”社会的に死”ぐらいに思って過ごしていました。

成人で診断されたので、色々と本を借りたり買ったり、当事者の方のブログを読んだりして情報収集をしました。

こういう時にインターネットは、欲しい情報に辿り着きやすいのでありがたいですね。

たどり着いた1冊

色々と読んだ本の中で、おぉ!と思ったのが、「自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界 幼少期から老年期まで」です。

ASD(自閉スペクトラム症)は、男性に多いと言われているようです。

ということは、女性は少数ですね。ASD全般のデータが性別ごとの結果ではないため、

ASDを持つ女性のデータは少ないようです。あら、わたしは少数なのねと驚きました。

「自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界」は、自身もASD当事者である著者が、老若関わらず当事者の証言や経験を基に、幼年期から老齢期までのASD女性の人生がまとめられています。

発達障害は、個性と捉えるも障害と捉えるのも自由ですが、一生付き合うものなので、

なにかしら予測できることは知りたい(臨機応変がすごく苦手なため)と手に取りました。

私が、特にストンと落ちたのは、「男か女かどちらでもないか?-セクシュアリティと性自認」の章です。

それと、章題からわたしじゃんと苦笑いしてしまったのは「「ASDに見えない」-大人になってからの困難/大人の人間関係ー友人になるってどういうこと?」の章です。

私は、ノンバイナリーの自覚があるのですが、もしかしたらASD起因なのかもしれないなと、考えています。

研究対象者は、英国の方がほとんどなので、習慣ではまらないところもありますが、

とても参考になりました。

それと、こんなに沢山いるのだというのと、分かりやすく1冊にまとめられているのは、

なかなかデータにたどり着けない民としては心強いです。

また買いもどすか検討中です。

自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界; 幼児期から老年期まで
自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界; 幼児期から老年期まで

コメント

タイトルとURLをコピーしました